2005年12月30日

里帰り

まったりとした年末をすごそう,ということで,里帰り.

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秋田県,田沢湖近くの乳頭温泉郷の,妙乃湯という宿に泊まる.貸し切り露天風呂もあり,雪見露天風呂.料理もおいしくて,料金もそこそこ.なかなか良い宿です.

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乳頭温泉郷にもう一つある鶴の湯.こちらは本当に雪道をくねくねいった先にある.

参考: 貸切温泉どっどこむ

投稿者 yuichiro_nakamura : 17:32 | コメント (3) | トラックバック

2005年11月09日

ダブリンのギネスビール

ダブリンのギネスビールはひと味違うらしい.ギネスビールといえば,麦芽を焙煎して作った,黒ビールの代表格.イギリスのパブで生ビールを注ぐときも.

1. まず,90%ぐらいまで,だーっと注ぐ.
2. 泡が落ち着くまで,2分程度待つ.
  (パブでは,この間にほかの注文をしたり,お金を払ったりする)
3. 再び,ゆっくり注ぎ,下が真っ黒なビール,上1cmぐらいが真っ白な泡になるようにする

という手順を踏むことで,ほかのビールでは味わえない,クリーミーな泡のビールを飲むことができる.瓶ではなかなかうまくいかないのだが,中に玉の入った缶ビールは,そこそこうまい泡がでる.日本でも,アイリッシュ・パブに行けばもちろん飲めるし,日本のアイリッシュ・パブは単位面積あたりのギネスビール消費量が世界一(1 square foot あたり年間60リットル)だと言うから,ギネスビール好きは私だけではないだろう.

パブでは,おいてあれば大抵ギネスビールを頼む.イギリスにいるから,というわけでも無いのだが,下面発酵の普通に飲まれているビールより,イギリスで飲まれているエールやスタウトのような,上面発酵のビールの方がうまいと思う.

で,あれば,一回アイルランドのダブリンに行って,ギネスビールの工場で出す生ビールを飲まねばなるまい.日帰りでダブリンに行くことにした.格安航空会社Ryanairで,航空券代は往復で GBP30(6000円).

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ギネスビールの工場は,ダブリンの街の中心にある.工場見学を兼ねて,ギネスストアハウスへ行く.入場券は 14ユーロ(1820円)で,1パイントのギネスビールの試飲付き. ここでは,ギネスビールの製法を一通りみて,最後に一番上の階でギネスビールを堪能することができる.展示ははっきり言って面白くないので,さっさと通過して,目的の最上階へ.

さて,先ほどは書かなかったが,おいしいギネスビールの入れ方の手順は,実はもう一つある.

4. 泡にアイルランドの象徴,クローバーを描く.

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写真でみえるかな?

イタリアでカプチーノに模様を書くように,ここではギネスビールにクローバーを書くのだ.イギリスでも,気の利いたパブではやってくれる.

さて,問題の味は...ここまで来ることに価値がある,ということでしょう.

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投稿者 yuichiro_nakamura : 15:34 | トラックバック

2005年06月30日

機内食のナイフ

BAでは,9/11 のテロ以来,テロ対策が厳しくなり,特に機内食のナイフがプラスチック製のみになった.いくら手荷物を制限しても,機内でナイフを配ったら意味がないので,当然の措置だが,最近また金属のものが使われ始めた.ナイフがだめで,フォークが良い,ということはないし,プラスチックのナイフでも,ステーキが切れるってことは,十分危ないことには変わりはない.しかしこれは,実際の「危ない度」より,「きちんと気を使っていますよ」という姿勢をあらわしているものだと思っていたので,また金属製のナイフが使われだしたことはとても意外であった.

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実際,ロンドンヒースロー空港の荷物チェックはとても甘い.日本や,他の空港で引っかかる荷物も,ヒースロー空港は素通しだ.いつかテロに狙われるのではないかと思うととても心配だ.

投稿者 yuichiro_nakamura : 01:16 | トラックバック

2005年04月11日

ラトビアってどこ?

週末旅行でリーガに行ってきました.リーガはラトビアの首都.1991年に独立するまで,ロシアとドイツに交互に占領された歴史を持つ街.大量のシベリア送りを出したロシアの支配に疲れきった姿と,独立後の自由を楽しむ雰囲気が交互に見え隠れする.

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バスの料金は Ls 0.15 (30円)程度.パンの料金にいたっては,Ls 0.02 (4円)とか,菓子パンでも Ls 0.08 (16円)と異常に安い.その一方で,街中にあるデパートに入ると,服などは特に安く感じない.日本やイギリスと同じ程度だ.ロシア時代の価格と,今のヨーロッパの価格とが混ざっているのだ.中央市場に行くと,サーモンの切り身が Ls 5/kg (1000円)程度で売っていた.このリーガの中央市場は,市民の台所.昼にもなると,とても歩いていられないほどに混雑する.なぜか市場で働いているのはみな女性であった.

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リーガの旧市街は世界遺産に指定されている.この一角は石畳で舗装され,車の入場も制限されている.教会が並ぶ観光客エリアだ.酔っ払ったイギリス人が騒いでいる.頭にスカーフを巻いたおばさんが物乞いをする.

リーガは海が近いので,魚類も豊富.「リーガ一おいしい」レストラン,Vincent に行ってみた.ここではスーツを着たサラリーマン風の人がビジネスランチを食べていた.3コースランチが Ls 8.50 (1700円).前菜がソフトシェルクラブ.メインがダックのロースト.割とおいしかった.このあたりはかつてリーガが裕福であったころ,アールヌーボー様式の建物がたくさん作られたところで,通りを歩くとそれを見ることができる.大使館が並ぶエリアだ.

旧市街では,ラトビア料理のレストラン Livonija に入った.地下の酒蔵のようなところに作られた雰囲気のあるレストラン.前菜で食べた豆料理が,素朴で,この街を代表しているようで,しみじみとおいしかった.

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Vincents http://www.vincents.lv/
Address: 19 Elizabetes, Riga LV-1010, Latvia
Phone: 371 733-2634

Livonija
Address: 21 Meistaru, Riga
Phone: 371 722-8093

投稿者 yuichiro_nakamura : 23:26 | トラックバック

2005年04月02日

横書き

日本から送られてきたDVDで,ガイアの夜明けを見ていたら,ジェネレーションYは横書きのほうが読みやすいのだという.携帯や,パソコン環境に慣れていて,文字を読むことに抵抗がない.横書きで書いてある Deep Love のような小説の方が抵抗がない.

電車男
が本になったときも,こんな本が許されるのか,などと批判されたが,2chに慣れている人からすれば,ごく自然なことかもしれない.

かつて Tokyo Walker は,横書きで作られていたが,これを縦書きに変えたことで売れるようになった,という記事を読んだことがある.これは,もともとターゲットにしていた世代が,横書きに完全に対応できていないジェネレーションXであったからか?

旅行に行くときには,暇つぶし用に本を持っていく.インドで二等の電車のボックスシートに座って本を読んでいたら,横のインド人が話しかけてきた.

「その本はいったい何?」
「普通の本だよ.ガンジス川について書いてある」と笑って答える.

彼女は文字が縦に並んでいるのをはじめて見て,とてもショックを受けていた.しかもその少し前に,私は横書きで日記をつけていたから,より納得がいかなかったのだろう.

ケニヤに行ったとき,一緒になったイスラエル人が日記をつけていた.横書きなのだが,右から左へ筆を進める.冗談で,

「書く方向を間違っているよ」というと,
「俺たちは4000年前からこうやっているんだ」

とまじめな顔で答えた.

    


おまけ

大体の区切りで言うと,

Baby Boomers: 1940-1960生まれ
Generation X: 1960-1980生まれ
Generation Y: 1980-2000生まれ

となる.

投稿者 yuichiro_nakamura : 10:35 | トラックバック